歯科矯正で治せるガミースマイルとは？症状や治療法を解説
ガミースマイルとは笑ったときに歯茎が大きく見える状態のこと
ガミースマイルとは、笑った瞬間などに見える歯茎の面積が3mm以上ある症状のこと指す歯科用語です。歯茎の露出が大きくなることで口呼吸になりやすく、口のなかが乾燥して口内環境を整えるための唾液が正常に機能しないなどのデメリットがあります。
また、思春期などには歯茎を見せてしまうことをコンプレックスに感じる方が多く、メンタル面に大きな影響を与えてしまうケースもあるので注意が必要です。ガミースマイルを自分の個性として受け取る方も居ますが、口内環境の観点から早めの矯正治療をおすすめします。
歯並びや骨格による軽度の症状なら歯列矯正で治療可能
ガミースマイルの主な原因は、前歯が突出（出っ歯）しすぎていたり、上唇を引き上げる筋肉が強いなどの理由が挙げられます。これらは後天的な理由とされており、遺伝による骨格や歯の大きさや形が原因で引き起こす先天的な理由もあるのです。
ガミースマイルの治療は全体矯正で治療することが可能で、通常の矯正治療や矯正外科手術など症状によって治療方法が変わります。また、ボトックス注射やインプラントなどでもガミースマイルを治すことが可能です。
原因が顎変形症などの外科矯正が必要な場合は保険が適用される
ガミースマイルの矯正治療は美容矯正と捉えられる傾向が強く、基本的に保険が適用されないケースが多いのですが、顎変形症などの顎の骨の異常や成育不良が原因で起きている場合は適用可能です。外科矯正が必要となる矯正治療では、特に保険が適用される可能性が高くなります。
ちなみに美容整形において、審美目的で歯茎を切除する歯肉整形では保険が適用されるケースはほとんどありません。顎変形症や歯周病などの治療を目的とした場合にのみ、ガミースマイルの矯正治療に保険が適用されます。
