歯列矯正に保険が適用される条件とは?確定申告の手続き方法を解説
歯列矯正は基本的に自費診療なので保険適用には病気や疾患診断が必須
歯列矯正は矯正歯科治療という目的で行うのであれば、保険が適用される可能性が高くなります。ただし、歯列矯正が治療目的であるという証明が必要です。矯正治療の証明となる診断書を出してもらい、病名や治療内容と医院名などとともに署名をもらいましょう。
診断書以外には治療費の請求書など、矯正治療を受けた場所と日時が記載されているものがあれば十分です。矯正治療を行う前に、担当の歯科医に保険を適用させる旨を伝えて書類を用意してもらってください。
医療費控除が適用された場合は通院にかかった交通費も対象となる
実は歯科矯正治療の医療費控除は、実際にかかった治療費以外にも通院にかかった交通費も控除の対象になります。交通費は必ずしも領収書を必要とせず、支払った運賃と日時を証明するメモなどでも提出時に代用可能です。
医療費控除の対象となるのは、原則的に電車やバスなどの公共交通機関を利用した場合に限られます。タクシーや飛行機などは基本的に控除の対象外ですが、体調や交通機関がマヒしているなどのやむを得ないと判断された場合はこの限りではありません。
治療前に必ず歯科医に医療費控除の説明を受けて診断書と診察券や請求書をもらう
医療費控除を受けるための診断書には、病名・医療機関名・日時・治療費が克明に記載されていることが必須です。診断書に不備がある場合は医療費控除を受けられなくなるので、必ず必要事項が記入された診断書をもらってください。
矯正治療前に歯科医に医療費控除のことを伝え、手順に関する説明を受けて必要書類を発行してもらうように段取りをつけておくことをおすすめします。医療費控除について治療を行うかかりつけ医に伝えておけば、必要な書類をスムーズに揃えてもらえるでしょう。