矯正治療は一部の歯だけでも治療が可能!部分矯正の特徴を解説
気になる部分だけを動かす矯正治療ができる
一般的な矯正治療は歯全体の歯列を矯正する全体矯正ですが、前歯の問題がある一部分だけを矯正することができる部分矯正を行うことも可能です。部分矯正は、従来のようにワイヤー矯正やマウスピース矯正などを施すことができ、部分的な歯の矯正を行うことができます。
軽度の歯並びの矯正であれば、部分矯正で治療が可能で、全体矯正より負担がかからないのが特徴です。限定的な歯列矯正を望まれている場合、カウンセリングで部分矯正について聞いてみましょう。
全体矯正にくらべて費用が安く治療期間が短い
部分矯正は前歯の部分的な矯正を行うので、歯を全体的に矯正する全体矯正ほど費用がかからず、治療期間も比較的早い時期に終わらせることが可能です。治療費は全体矯正の半分以下程度で収まるケースが多く、患者様の負担も少ないのが特徴になります。
ただし、歯並びの状態次第では部分矯正が困難なケースがあるので、必ずできるというわけではありません。部分矯正を希望する場合、最初のカウンセリングで歯科医にその旨を伝え、検査後に判断を仰ぎましょう。
奥歯や咬み合わせの矯正ができないので注意
部分矯正は前歯のみの矯正を目的とした限定的な矯正治療のため、不正咬合や顎の骨や奥歯に原因がある歯列矯正には対応できません。咬み合わせの矯正治療には不向きで、前歯を少しだけ動かすような軽微な歯列矯正専用の治療法になります。
不正咬合や顎関節症の矯正治療には全体矯正が必要となるので、誰にでもできるわけではない人を選ぶ治療法です。部分矯正にはワイヤー矯正やマウスピース矯正など、従来の矯正治療が行われるので用いられる装置は特別なものではありません。